本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

プレイリスト「**Float / Aug 16 」

今日のプレイリスト、いってみます。またもや浮遊系で、タイトルは「 Float 」。先だって「 Soda 」というのをつくったので、次があるとしたら「Soda Float 」にするですわ(笑)。

プレイリスト「**Float / Aug 16 」、約80分です。

プレイリストのシェアは、6月から8月の夏季限定イベントみたいな感じでやろうと思って始めたことなんですが、あっという間に8月の終わりが見えてきた。3カ月って早い〜。ネタはもう少しあるので、9月の頭もシェアするかもしれんです、はい。

プレイリスト「**Chai / Aug 16」


夏のせいなのか、タブラとシタールみたいな音が鳴っている曲がなんだか気になり、「暑くてカレーが食べたいのか?」と自分に突っ込んだりしてました。

ずいぶん前のハナシになりますが、24時間営業の老舗カレー店に取材したことがあって、ずっと疑問だった「どうして終日営業なのか」という質問を店長さんにしてみたですよ。

すると答えは、夜中にIT企業のエンジニア(インドの方が多いそうな)が「頭に汗をかくと、すっきり頭が冴えて煮詰まっていた考えがまとまる」と大勢やってくるからなんだとか。

彼らはから〜い料理をはぐはぐ食べて、顔や頭にしっかりと汗をかき、会社に戻っていくのだそうです。深夜のカレー店は、エンジニアたちの息抜きスポットだった(笑)。

わたしだったら銭湯とかに行くかもしれないシーンで、唐辛子がたんまり入ったカレーを食べるとは。暑いところに生まれ育ったからこそ、こういう知恵を活用できるんですかね。暑さや疲れを払うカレーの効果を、意外な側面から知りましたわ。

ということで、今日のプレイリストはカレーの仕込みに役立ちそうな感じにしてみました(ウソw)。「**Chai / Aug 16」、80分ちょいです。

プレイリスト「**Chateau Mouse Field / Aug 16 」


雨にまつわるプレイリストをつくった際、えらく気に入ったフランスのペペ・ブラドック( Pepe Bradock )さんを追いかけようと思ってApple Music の中を探してみたんですが、アルバム1枚しかないわ〜。

その代りに見つけたのが、ぺぺさんがリミックスを手がける形で組んだりしているフランスのユニット、シャトー・フライト( Château Flight )。聴いてみたら、けっこう好きかも。

長野で開催されてたTAICOCLUBというイベントに、ぺぺさんは06年、シャトー・フライトは07年に参加してたみたい。彼らを知ってたら行ってたかなあ。ううむ、10年前って何してたんだ、わたし。たぶんぼんやりしてたよなあ。

今日のプレイリストはシャトー・フライトとほぼ同時期に遭遇した、DE DE MOUSE(日本男子。若いころの窪塚洋介に似てないか?)、 The Field (スウェーデンのテクノアーティスト。本名アクセル・ウィルナーさん)を、あまりなんも考えずに並べたサンドイッチのような代物。

タイトルもお三方の名称を組み合わせてあります。秋田市に鼠田っていう土地があるんだけど、そこにブドウ園があってワインをつくってたら、こんな名前になるかもね(笑)。

プレイリスト「**Chateau Mouse Field / Aug 16 」、85分強です。

プレイリスト「**Eric / July 16 」

F・ナックルズと一緒にDirector's Cut として活動していた、エリック・クッパーさんをちっと追いかけてみた。リミックスなんかを手がけるDJ系の人かと思いきや、プロフィールには楽器のプレイ歴が長く、楽曲制作をしてきたとある。

Kupper をカッパーと表記しているサイトもありましたが、Apple Musicではクッパーを採用している模様。検索の便宜を図るためクッパーでいきますわね。

アーティストのページに飛んでアルバムをチェックしたところ、いきなりマイケル・ジャクソンとか、ディズニーなんかが目に飛び込んできた。エリックさんって、すごい売れっ子なんですね。知らなんだ。

たまたま見つけた、ブロックFMのサイトにあった別のプロフィールによると、今までに2000曲以上手がけてきたそうで。週に1曲ミックスするとして1年で約50曲。2000曲って40年分ですか。いったいどういうペースでお仕事されているんだか。

仕事って平均してやってくるものではないですよね。来る時には山ほど来るし、そうでない時もある。お忙しいときは、どんなに凄まじいことになるんでしょう。想像を絶するなあ。

手始めにディズニーのアルバムを聴いてみたら、うひゃ〜。正直、参った。守備範囲を大きく超えているよ。「ここでめげてはならん」と自分にいいきかせ(遊びなのに、なぜ自分をどやしつける必要があるのかわからないけんど)、派手でにぎやかな曲の森(山?)をえんやこらチェック。

好きな感じの曲をざっと選んで並べてみたところ、わたし的には最高レベルのノリノリ感。慣れないことをしたというか疲れたというか。試しにダンナに聴かせたら、「ノリはいいけど1回でお腹いっぱい」という返事。やっぱり疲れるよね。とほほ(笑)。




もう一度アーティストのページに戻り、地味目のナンバーを再捜索。できあがってたプレイリストを、少し落ち着いた雰囲気に手直ししたです。それでもノリはいいです。仕事前とか、夕方のスーパーに乗り込む際なんかに聴くといいかもしれませぬ。

M5はF・ナックルズなので、ちょっとズル。でもM6はF・ナックルズと組んだDirector's Cut 名義なので、F・ナックルズに混じってもらってもそんなにズルじゃないと思いたい。

それにしてもまさかマイケル・ジャクソンの曲を使う日が来るとは(興味を惹かれたことがあまりないんで)。プレイリスト「**Eric / July 16 」、約92分です。

2016, 07. 31

プレイリスト「**Sunshine / July 16 」

ぐだぐだ書くのはブログの方でやることにしまして、今日のプレイリストをば。先だって「夏の夕方は枝豆とビールだべさ」みたいなことを申し上げたのですが、夏の夜はどうかというと蚊取り線香の匂いと共に聴く「Everybody Loves the Sunshine 」だったりする。

タイトルに「Sunshine 」とあるのに、なぜ夜のイメージなんでしょうね。そしてなぜに蚊取り線香の匂いが一緒についてくる? いつものことながら、自分がよく分かりません(笑)。

しつこく「Everybody Loves the Sunshine 」を使ったプレイリスト「**Sunshine / July 16 」。約65分です。

プレイリスト「**Soda / July 16」


いいたくないけどあぢい。このところ涼しかったから、堪えるんでしょうかね。ふは。去年の夏はずっと原稿を書いていたせいで、暑いな〜と何度も思ったんだけど、夏を満喫できなかったですよ。

はっと気づけば、いつの間にか秋になってたというか。まあ、海にも山にも出かけないので、夏を満喫したかどうかは、食べたスイカ、枝豆、トウモロコシ、そしてビールの量に比例するといわれている(笑)。

去年もそれなりの量を食べたり飲んだりしたはずなんだけど、原稿に気をとられて飲食の記憶がどっかいっちゃいました。こんな事情から、山のような原稿がない今年は、ふはふはいいながら夏を楽しむぜと決めたんでございますよ。

先だってからプレイリストをシェアしたりしてるのも、この一環。カセットテープに好きな曲を並べてた大昔から、使う曲や曲順を考えたりするのが大好きで、これをやっていると日ごろのうさが見事に飛んでゆく。

Apple Music が始まって、数百万とも数千万ともいわれるライブラリが使い放題に。うれしいす。ただプレイリストを作るのは楽しいんだけど、聴く楽しみにおいては他の人が作ったものの方がいいんだわ。

それでももそもそ作っているのは、極東の一人の行動がバタフライ効果のようなものを生むのではないかと期待してるからだったりする。趣味の合う、他の人のプレイリストを聴きたいんですの。

最近「For You」 のおすすめに未知の個人が作ったと思われるプレイリストがちらほら現れるようになったので、近いうちにコンピュータが自動生成したんじゃないプレイリストがたくさん出てくるのではないかと。楽しみだ〜。

ふわふわ地に足がつかない感じの音が以前から好きで、気になる曲が出てくるたびに放り込んでいたプレイリストがけっこうな長さになってました。今日のシェアは、浮遊系のネタを編集してみたものです。

プレイリスト「**Soda / July 16」 約80分です。


以下、曲について簡単にもぞもぞ書きます。

M4 は偶然見つけたデンテル(Dntel )によるナンバー。デンテルこと、ジミー・タンボレロ(でいいのか。Jimmy Tamborello )さんは、カリフォルニア出身でインディーロックやエレクトロニカの分野で活動している模様。

この曲はSE(効果音)のように息を吸うときの音を使っていて、「おっ、歌い出すのかな」と思わず耳をそばだてると、なぜか歌は始まらないという肩透かしのようなことが何回か繰り返されます。注意の引き方が面白いですわね。

以前から力の抜けたヘタレ系のボーカルが大好物なんなんだけど、この曲のボーカルはデス・キャブ・フォー・キューティのベン・ギバードさんがとっているようです。デス・キャブ・フォー・キューティって、すごく人気のあるバンドだったりするのかな。YouTube に短い別バージョンがあったですよ。

歌詞に興味のある方はこちらをどうぞ。なくしてしまった昔の恋を歌った、ストレートな雰囲気のラブソングとみた。プレイリストに使った長い方のバージョンは、歌詞の世界とは別なところに浮いてる感じを受けるな。わたしは長い方が好きだな。


M8 と 15は、フォー・テット。名前は知ってたけど、今まで意識的に聴いたことなかったです。春くらいだったですかね、今さらのタイミングで世界的ベストセラー『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』( FSOG )のシリーズを黙々と読んでました。

シリーズ第1作である『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』に始まって、2作『フィフティ・シェイズ・ダーカー』、3作『フィフティ・シェイズ・フリード』を読破し、さらに第1作を主人公である男性(クリスチャン)の視点で描き直した『グレイ』まで。

ええ、読むの早いですけど、それでも長時間読んでましたわ。戸惑ったのは、ペーパーバックという名前の大版の本(ペンギンブックスなんかの海外のペーパーバックより判型は大きく、日本の単行本サイズ)と文庫本では、巻数が異なること。

ペーパーバック(リビエラ版)の FSOG は上下の2冊なのに、文庫版は上中下の3巻構成。このことを知らずに文庫の上下を買ったわたしは、上巻と下巻の話が繋がらず、ものすごく困惑しましたとさ。ふは。

そんな苦労をしながら読み進んだ FSOG シリーズの中に、ランニングしながらフォー・テットの曲( M15 )を聴く、というシーンが出てきた。

いつものルートを走った。スチュワート・ストリートからウェストレーク・アベニューへ。デニー・パークを何周か。イヤフォンからはフォー・テットの『シー・ジャスト・ライクス・トゥ・ファイト』が流れていた。E.L.ジェイムズ著、池田真紀子訳『グレイ 下』P146、早川書房刊(リビエラ版)


で、この曲をライブラリで検索して
「これで走れるのか?? マジで??」と思いました。
わたしの運動神経はとことんいかれておりますのでね、毎朝早起きして走っている友だちが遊びに来た際、この曲を聴きながらすたこら走れるのかどうかを聞いてみたところ、
「大丈夫。まったく問題ない」そうです。

景気のいい、パンパカパ〜ンな感じの曲(いったいどんなだ)で走るものとばかり思ってましたが、現役ランナーの感覚は全く違ってました。知らないとは恐ろしいことだね(笑)。ちなみに Apple Music の中にランニング用のプレイリストがありまして、わたしのイメージはこんなん。現実にはこんなのもあって、思いのほか広がりがあります。

フォー・テットさんのプロフィールはこちら。イギリスのインテリなご家庭に生まれた方なのかな。お母さんがインド系なので、エキゾチックなルックスなんでしょうね。

プレイリスト「**Afterglow ( Eda-mame & Beer ) / July 16 」


あちこちから誕生祝いのメッセージをいただき、小躍りしております。運動神経がアレですので、あくまでも気分が踊っているという意味でございますよ。お礼といってはなんですが、枝豆とビールをテーマにしたプレイリスト「**Afterglow (Eda-mame & Beer ) / July 16」がありましたので良かったらお楽しみください〜。90分弱です。

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このプレイリストは、「枝豆とビールで夏の夕方をぼんやり過ごすとしたら、どんな音が流れていてほしいかね」というビアガーデンのBGMみたいなお題が浮かんだところからスタートしました。お題のことを考えたとたんに、どうしたことか頭の中でカーペンターズのマスカレード( This Masquerade )が鳴り出した。なぜマスカレードなのか。どこから来たカーペンターズなのか。

カーペンターズは小学生のころにのめり込み、他のアーティストより曲を知っているかもしれないです(好きなのはデビューアルバム「涙の乗車券」から5枚目の「ナウ・アンド・ゼン」までの約4年間)。でもなあ、なぜにビールとカーペンターズが結びつく? 小学生はビール飲まないし。しばし考えて、ひとつの可能性が思い浮かんだ。

祖父と父の晩酌は基本的に日本酒だったんですが、夏になると浴衣を着てテレビのナイターを見ながら茶色い瓶ビールを飲んでました。その姿の記憶が、小学校のころ大好きだったカーペンターズと結びついたのかも。まあ、しつこく考えても正解は導けそうもないので、脳内のシナプスの妙ということにしておきます。




カーペンターズのマスカレードを使うなら、ピーター・デ・グラーフの「 The Masquerade Is Over 」も忘れられない。仮面舞踏会は終わったというタイトルに従って、カーペンターズの後ろにピーター・デ・グラーフを置くのが自然でありましょう。あと、マスカレードのアレンジがボサノヴァなので、ラテンの匂いのする曲とマスカレードが流行った70年代の曲を混ぜれば、なんとなく全体がまとまるかもと思いついたので、それでゆくことに。

ラテンの匂いがする曲としては、M5と M15のシーべリー・コーポレーションが、Apple Music で見つけた雑多な曲を放り込んだプレイリストにありました。シーべリー・コーポレーションって、ヘンな人たちなのかな。この2曲を収めたアルバム はフランス語のボサノヴァが多いんだけど、他のアルバムはアラブ風だったりして、全く毛色が違うんだわ。「はあ??」と思いました。タワレコのサイトに簡単なプロフィールを見つけたです。

M1 と M17 は、「聴くモルヒネ」と評されるらしい Giulietta Machine(ジュリエッタ・マシーン)の曲 。手練のメンバーが繰り出す音は、陶酔や酩酊の先にあると思われる未体験ゾーンへ連れてってくれるのかな。さらりと甘い味がするけど、実は毒って感じか。wikiプロフィールあり。

M9 と M10 はファクトリーレーベルから出ていたカリマ。この人たちは、クラブジャズの走りといわれていた気がする。ベースの音が重いところが気持ちよくて気に入ってます。M11 はジョニ・ミッチェルの名曲。昔、ブログに書いた覚えがあり、ログを探したら誕生日に「枝豆とビール」とか口走ってるわ。何年たっても、わたしは進歩がないようで。

2回も使った「 Caroline, no 」は、ピーター・デ・グラーフの歌い方からの連想でニック・デカロを使いたかったものの、ライブラリにないので Omusu & Hannibal グレン・フライ でたたみかけることに。中間のような感じの歌を頭の中で醸成していただければと思います(んなことできないって・笑)。