本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

プレイリスト「**Afterglow ( Eda-mame & Beer ) / July 16 」


あちこちから誕生祝いのメッセージをいただき、小躍りしております。運動神経がアレですので、あくまでも気分が踊っているという意味でございますよ。お礼といってはなんですが、枝豆とビールをテーマにしたプレイリスト「**Afterglow (Eda-mame & Beer ) / July 16」がありましたので良かったらお楽しみください〜。90分弱です。

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このプレイリストは、「枝豆とビールで夏の夕方をぼんやり過ごすとしたら、どんな音が流れていてほしいかね」というビアガーデンのBGMみたいなお題が浮かんだところからスタートしました。お題のことを考えたとたんに、どうしたことか頭の中でカーペンターズのマスカレード( This Masquerade )が鳴り出した。なぜマスカレードなのか。どこから来たカーペンターズなのか。

カーペンターズは小学生のころにのめり込み、他のアーティストより曲を知っているかもしれないです(好きなのはデビューアルバム「涙の乗車券」から5枚目の「ナウ・アンド・ゼン」までの約4年間)。でもなあ、なぜにビールとカーペンターズが結びつく? 小学生はビール飲まないし。しばし考えて、ひとつの可能性が思い浮かんだ。

祖父と父の晩酌は基本的に日本酒だったんですが、夏になると浴衣を着てテレビのナイターを見ながら茶色い瓶ビールを飲んでました。その姿の記憶が、小学校のころ大好きだったカーペンターズと結びついたのかも。まあ、しつこく考えても正解は導けそうもないので、脳内のシナプスの妙ということにしておきます。




カーペンターズのマスカレードを使うなら、ピーター・デ・グラーフの「 The Masquerade Is Over 」も忘れられない。仮面舞踏会は終わったというタイトルに従って、カーペンターズの後ろにピーター・デ・グラーフを置くのが自然でありましょう。あと、マスカレードのアレンジがボサノヴァなので、ラテンの匂いのする曲とマスカレードが流行った70年代の曲を混ぜれば、なんとなく全体がまとまるかもと思いついたので、それでゆくことに。

ラテンの匂いがする曲としては、M5と M15のシーべリー・コーポレーションが、Apple Music で見つけた雑多な曲を放り込んだプレイリストにありました。シーべリー・コーポレーションって、ヘンな人たちなのかな。この2曲を収めたアルバム はフランス語のボサノヴァが多いんだけど、他のアルバムはアラブ風だったりして、全く毛色が違うんだわ。「はあ??」と思いました。タワレコのサイトに簡単なプロフィールを見つけたです。

M1 と M17 は、「聴くモルヒネ」と評されるらしい Giulietta Machine(ジュリエッタ・マシーン)の曲 。手練のメンバーが繰り出す音は、陶酔や酩酊の先にあると思われる未体験ゾーンへ連れてってくれるのかな。さらりと甘い味がするけど、実は毒って感じか。wikiプロフィールあり。

M9 と M10 はファクトリーレーベルから出ていたカリマ。この人たちは、クラブジャズの走りといわれていた気がする。ベースの音が重いところが気持ちよくて気に入ってます。M11 はジョニ・ミッチェルの名曲。昔、ブログに書いた覚えがあり、ログを探したら誕生日に「枝豆とビール」とか口走ってるわ。何年たっても、わたしは進歩がないようで。

2回も使った「 Caroline, no 」は、ピーター・デ・グラーフの歌い方からの連想でニック・デカロを使いたかったものの、ライブラリにないので Omusu & Hannibal グレン・フライ でたたみかけることに。中間のような感じの歌を頭の中で醸成していただければと思います(んなことできないって・笑)。