本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

大量のミントをどうするか*薄荷


ミントは地下茎を伸ばしながら、ものすごい勢いで繁茂しますわね。
今日の画像は5月初旬に撮ったミント。ほとんど薮のようにこんもり茂ってる株です。
ペパーミントなのか、スペアミントなのかは不明。よそ様の植物なので、
隣接するコインパーキングにしゃがみ込んで写真を撮るだけにしました。
いくらなんでも葉を摘むことは…(笑)。

これだけ茂ると、人ごとながら
「お茶くらいで消費できる量ではなかろう」と気になったりして。
実は住まいの脇にある小さな空き地にも、住人のどなたかが植えたミントが増殖しており、
ミントとヤブ蚊の巣窟状態に。
すんごい量です。こちらはたまに摘ませていただいてます。

大量のミントがある場合、「どう使うのか。はて」と思ってました。
夏ならお風呂にどっさり使う、というのも、ありかも。
したら、昨日の記事でも書きましたが『西の魔女が死んだ (新潮文庫)』に、
浸出液を虫除けとして畑に撒く使い方が出てきました。



  • 「ーーあれはみんな私の庭や畑が飲むんです。虫よけの薬になります」p88
  • おばあちゃんも別のじょうろで裏庭に撒いていた。紫色のキャベツの外葉に注がれたハーブティーは、くるくると透明な琥珀色の玉となって揺れた。眠っていたような青虫やアブラムシはあたふたと逃げ出した。p94

ウチには残念ながら畑も庭もないので、この使い方は不要。
でも、「防虫効果があるということは…」と思いついたのが、
掃除に使うお酢にミントをつけ込んでおくこと。

昨年までは鉢植えのラベンダーの花をドライにして、
ある程度たまったところでお酢に漬けていたのですが、
肝腎のラベンダーをうっかり枯らしてしまったんです。
ラベンダーの代わりにミント、ってどうでしょう。


作り方は簡単なり。
1・ガラスやポリプロピレンなどの酸に強い容器にハーブを入れる
2・上から安いお酢を注ぎ2週間くらい置く
3・酢が薄めの麦茶のような色になったら、コーヒーのフィルターや茶こしを使って中身を漉す


できあがった液体は、ポンプ式の容器などに入れておくと使いやすいです。私は
普段の拭き掃除をするときに、バケツの中の水にこれをちょろっと混ぜて使ってます。
昔はマイ○ットなどを使ってたんですが、動物がいるので心配になり、
この方法に変更しました。床拭きやガラス拭きに重宝しますよん。

酢の匂いが気にならないようだったら、ハーブを入れる必要はないです、もちろん。
我が家はダンナが酢の匂いに敏感なので、こうやることに。
(すぐに消えるんだけど、一応、気を遣ってみるのさ・笑)
ハーブの香りで酢酸の匂いが相殺される感じですかね。あんまりツンときません。



食べる方はおもに千鳥酢を使っているんですが、
掃除用はスーパーで買える一番安いやつを愛用。
ごはんの材料を買うついでに、最新の値段もチェックしてきましたよ。

どばっと入った大瓶、大袋のたぐいが充実しているYAMAYAでは、
500cc入りのワインビネガーが398円。
近所で一番安いスーパーは、国産の無名ブランドが500cc198円でした。今回は国産で。
匂いのないクエン酸を使ってたこともあるんだけど、
粉末を溶かすのが面倒になって結局リピしませんでした。

掃除用ビネガーの他の使い方としては

  • せっけん系のシャンプーを使った時のリンス
  • せっけんでお洗濯した時、最後のすすぎに使うとアルカリが中和されてふんわり仕上がる
  • 原液をスプレーして蛇口などの水垢取りに
  • 200ccくらいの水に大さじ1程度を溶かし、スプレー容器に入れておく。これは猫がげろってしまった時のお掃除に便利

などがあるです。
ナチュラル系のお掃除本もたくさん出ているので、
ご興味のある方は文献(大げさ)にあたるのも手かと〜。