入浴剤のメカニズムって
お風呂に入れる入浴剤の種類によって
温まり具合や汗の出方がどうして違うのか、ちっと気になって調べてみました。
ありましたわ。入浴剤の業界団体である日本浴用剤工業会のHPです。
入浴剤の効果とメカニズムですって。ほっほっほ、どんぴしゃかも。
簡単にまとめてみますわね。
- 無機塩類系 塩類が皮膚の表面の蛋白質と結合して膜を形成。湯冷めしにくい
- 炭酸ガス系 ぶくぶく泡が出るタイプ。炭酸ガスの血管拡張作用を利用
- 薬用植物系 生薬に含まれている化学成分と独特な香りの相乗効果
- 酵素系 酵素の働きで無理な刺激を与えずに皮膚をきれいにする
- 清涼系 すーすーするタイプ。l−メントールなどを配合。夏用
- スキンケア系 保湿成分を配合。おもに冬用
お塩は1の無機塩類のカテゴリーですわね。
塩類が溶け込んだお風呂に入ることによって身体の表面に膜ができる。
つまりパックというかサウナというか、
まあ、そんな感じの働きで放熱が妨げられるため、
良く温まり、汗も出るという仕組みなんでしょう。
ただ、同じお塩でも粗塩とヒマラヤ岩塩では汗の量が違いますわ。
これってどういうことでしょ。
あくまでもシトウト考えですが、
ヒマラヤ岩塩には微量のミネラル類がいろいろと含まれているはず。
これが皮膚にフタをする膜を厚くするとか、強固にするとかいうあんばいになって、
発汗作用に影響するのかもしれない。ほんとのことは分かりませんけど。
研究している方がいらっしゃりそうな気がするな。
無機塩類として列記されている成分は、
硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、塩化ナトリウムなど。
硫酸ナトリウムはそのへんのお店で売っているものじゃないと思いますが、
硫酸マグネシウムはいわゆる「にがり」成分で、粗塩に少々含まれてるはず。
炭酸水素ナトリウムは重曹、塩化ナトリウムはお塩。
ということで入浴剤は作れます。
間に合わせのヘンな品を買うより、自分で作った方がいいと思う〜。
最近、重曹は100円ショップやドラッグストアに安いのがあるですからね。
お風呂の友の作り方
- ガラス瓶などに粗塩を入れる
- 同量の重曹を入れる
- 好みのエッセンシャルオイルを適量加える
- ステンレスのスプーンなどでかき混ぜる
これだけです。簡単すぎてごめんなさい(笑)。ポイントは先にお塩を入れることかな。
重曹はお塩より比重が重いので、先に入れてしまうと混じりにくいです。
ま、お塩と重曹が分離してても使用には差し支えないので、
あまり気にしなくてもいいかも。
私はなかなか減らないエッセンシャルオイルを、これに振りかけて消費中です。
ちなみに現在、一生懸命(?)使っているのが、
生活の木のオリジナルブレンド「眠り姫」とマハリシアーユルヴェーダの「Worry Free」。
どっちも名前に引っかかるなあ。えへへ。
眠り姫はラベンダーベースですが、匂いを嗅いだとたんに眠くなったりはしませんよ。
取材に行った時にすすめられて購入したものの、
「なんか好きじゃないかも」とずっとお蔵入り。
ところが先だって久しぶりにキャップを開けてみたら、けっこういいんですわ。
好みが変わるということの証、ですかね〜。
Worry Freeは、嗅いだとたんに憂いが消えるわけじゃありません。
ジャスミンがあまーくアレンジされた華やかな香り。
好きなんです、これ。クサイっていわれるかもしれないけど。
*芋蔓SHOP*
通販のフェリシモが化粧品の個人輸入代行をしていたことがあって、その時、購入したのが、マハリシアーユルヴェーダのアロマテラピー製品。いくつか好きなアイテムがあったんですが、フェリシモが事業から撤退したので自力で探索。
イギリスとアメリカでは商品の名称が違う場合があります。「Worry Free」は米国名で、英国は「Keen Mind 」だと思います。名称が違うなんて思わなかったので、はじめての時は探した探した(笑)。おすすめは柑橘系の香りが素晴らしいカファ用のせっけんかな。久しぶりに欲しいなあ。送料がなあ…。日本のショップ、扱ってくれないかなあ。