本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

封筒を作ってみた

「おじいちゃんの封筒 紙の仕事」記事は6/19)を見るたび、
作り方というか厚い紙を薄くする作業がどんなものなのかが気になるので、
そのへんにあったA4程度の段ボールで作ってみました。



作り方(?)はこんな感じ。

  1. 段ボールの角から適当な厚みで紙をめくる
  2. 薄くなりすぎた部分や角が切れている部分などに補強用の薄めの紙を糊で貼る
  3. めくった紙を軽く巻き3つ(内側に三つ折りすること)に折って封筒のサイズの見当をつける
  4. 左右に糊しろ(1センチ前後)の印を付け、余分な部分をカット
  5. 糊をつけて封筒の形にする
  6. フラップの部分などに少しだけ角度を付けて形を整える


最大の難関は、やはり紙をめくるところ。
サッカーを観ながらそろーりそろりと時間をかけてやってみたものの、
中央を過ぎたあたりで遂に穴が登場(笑)。
穴の部分にはハトロン紙を当て、
さらに薄いエリアにはシールの色紙を貼って補強としました。
縦長の封筒はほとんど使わないので、
手持ちの洋封筒の中で一番かんたんに作れそうな形をまねっこ。


「おじいちゃんの封筒」の中で紹介されているもののうち、
すごくマットな質感に見える封筒は、
剥いだ側のざらっとラフな面を表にしているのかもしれんですね。
紙を薄く剥いで材料を作るなんて、すごいことを思いついたもんだ〜。
オリジナリティ、高いです。
なお、作り立ての封筒は
素材の特性上(ぼこぼこしてます)落ち着きが悪いので、
一晩くらい軽い重しをしておくと、姿がすっきりすると思います。

建築には檜皮葺(ひわだぶき)とか柿葺き(こけらぶき)とか、
薄く加工した木の樹皮や板を使って屋根を葺く技法があるけど、
この辺から思いついたんでしょうか。興味をそそられるなあ。