本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

ロシアのベレスタ*Ground robe


ロシアのベレスタを専門に扱うweb shop
<Ground robe>が長期の休業に入ることになり、
先日からお店の商品がすべて30%オフになっております。
店長の江井(えねい)さんとは、
オークションにせっせと編みものを出品していた数年前、偶然知り合いました。



安いお品ではないのでそんなにたくさん買えないのですが(笑)、
ベレスタを譲っていただくたびおしゃべりのようなメールをやり取り。
商品に対する深い知識と愛情にいつも「すんごいな〜」と感心してました。
あと、好きなものが微妙に重なりあっている気がして、
一方通行ながら親近感もなにげに覚えてましたわ。ぼりぼり。

この春からお子さんが小学校に上がられるそうで、
数年間、密に過ごしたいと考えられたそう。
<Ground robe>の品揃えは、
現地の職人さんと綿密なやりとりをしながら開発したオリジナル商品がメイン。
おまけに正当な対価を支払うフェアトレードを実行されてます。
手間も暇も、ものすごくかかることが容易に想像される運営ぶりです。



子供の成長はほんとに早いですわね。
なので江井さんの
「今を大切にしたい」
というお気持ちはとっても分かる。
しかし、ファンとして正直なところ、
寂しくないといえば嘘になるです。
いつの日か再開されることを、
江井さんのお邪魔にならないよう
ひっそり(?)願い続けようと思ってます。


一番上の画像は今まで購入したベレスタ。
右の大きなのには編み糸のラベルを収納。
編み上がったニットの組成の確認用にラベルは必ず1枚とっておくんですが、
しょっちゅう行方不明になるのでブレッドボックスを定位置にしました。
左の2点には紅茶のティーバッグが入ってます。

2番目から4番目までの3点と最後の画像は、今回購入した浅いタイプ。
何を入れるかまだ決まってないのですが、
ベレスタは白樺の樹皮を材料にしてるので天然の抗菌効果があるんですわ。
なので綿棒やコットンなど、お化粧周りの小物に向くかも
なんてさっき思いつきました。


シンプルであっさりしたデザインが好みみたいで、私は
いわゆるベレスタ〜って感じのものは持ってないのですが
週末の針仕事—大橋利枝子の手芸ノート」の表紙に登場しているような
かわゆい多重柄(缶の上に乗ってるのが分かるかな)もあるですよ。
こんなデザインもあるんだ…などなど、
美しい手仕事は眺めるだけで目が洗われます。