本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

5月の秋田 その5 アルメリアと蘇芳

こぼれ種や地下茎で着実に勢力を拡大している植物があれば、
当然、押されてなくなりかける種類もありますわね。
子供のころ、花壇の縁取りとして植わっていたアルメリアは、絶滅寸前。
目を見開いて探してみたけど、
控えめに花を咲かせているこの株しか見当たらなかったです。
濃いピンクの花がびっしり広がっていたのになあ。隔世の感なり。


あと、大きめのスオウ(蘇芳)の木があったんですが、
枯れてしまったらしく今は小さなのが1本ひょろり。
「この木から染料を作るので蘇芳っていう名前の色がある」
と祖母か母から聞いた大昔が懐かしいです。
秋田にいる姪っ子たちは知ってるのか。はて。


一方、わっさわっさと茂っているものも有り。
上はたぶん、すぐり。実がなればジャムが作れるかも。
といっても鳥たちと果実を取り合うのが常なので、
ぼんやりしてるとあらかた食べられた後に
「さ、収穫だ〜」なんてことになるです。


こちらはナゾの植物。
父に聞いてみたら
「あ〜、なんだっけ。夏に黄色い花が咲くやつだ」とのこと。
ざっくりしすぎて分からんですよ、お父さん。
葉っぱからキク科じゃないかと思われたので、
岡山大学の植物生態研究室(羽田研)植物雑学事典を見に行ってみました。

一番、似ていると思われたのが
キク科コスモス属のキバナコスモス
ご興味の有る方は画面の下にある<葉>の項をクリックしてみてください。
夏に秋田へ帰れば花が確認できるはずなので、
種類がはっきりするかもしれない。それまでは謎です(笑)。