本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

プレイリスト「**IDM / July 16 」

連投の群れがタイムラインをふさがないように、夜中にツイートしようと思ってたんですが、あまりに眠くて寝てしまい、気づけば日曜のお昼だわ。予約投稿の機能を試せばよかった(使ったことないけど、トライする価値はあったよなあ)。おじゃまとは思いますが、以下、今週のプレイリスト「**IDM / July 16 」についてです。

先月でしたかしらね 、Apple Music の「For You 」の画面に「ベスト オブ インテリジェント・ダンス・ミュージック」というおすすめが現れた。

いろんなことにうといんで、わたしがインテリジェント・ダンス・ミュージックなる言葉を知らないのは無理からぬこととしても、ダンスミュージックにインテリジェント(賢いという意味?)系という分野があるらしいことに驚いた。説明を読んでみると「フィジカルなグルーブが重視されるクラブミュージックのカウンター」なんですと。

ざっくりいえば(ざっくりすぎるのはご容赦あれ)、踊らせない、もしくは踊りにくいダンスミュージックってことですかね。

聴いてみると、かなり好きなのが混じってる。現場(クラブ)に遊びに行ってた大昔、踊りたくて行ってたわけじゃないもんなあ(わたしの運動神経を思えば当然)。前にブログに書いたような気がするけど、ぼーっとしながら大きな音に浸かりたかったので、ほとんどお風呂とか銭湯に近い感覚で通ってた。友だちとおしゃべりするとか、知り合いを作ろうなんて目的はほとんどなく、ただただ音にどっぷりひたりたいという動機。

当時は雑誌を編集していて、原稿の書き出しやページ構成をはじめ、クライアントのアポ取りや撮影の日程調整等々まで、一日中頭の中を言葉が駆け巡ってました。「音にひたりたい」というのは、頭の中の言語やコミュニケーションに関わる領域を終了して、息をつきたいっていうことだった気がするですよ。

使えるメモリーの量が限られているため、言語関係のアプリを終了しないと、いっぱいいっぱいでたまらない状態にあったともいえそうだ(笑)。頭にさくっとメモリーを増設できたらいいのにね。それができないから、いろいろ工夫するわけか…。



閑話休題。インテリジェント・ダンス・ミュージックを検索してみたら、 goo Wikipedia簡単な解説あり。あがっているアーティストの名前を見て、わたしの好みはここにあるらしいことを確認。そうだったのか。わたしはこのへんが好きだったのか。

10年以上前にこの流れは「エレクトロニカ」というカテゴリーに吸収されちゃったらしい。今ごろ言葉を知ってもなあと思わなくもないけど、音楽の分類を知らないと好みのところへ行きつけませんわ(ことにウェブ上では)。

「ベスト オブ インテリジェント・ダンス・ミュージック」を何回か聴いてみて、「なんか流れがつかめない」という印象が拭えなかったな。曲が単体でぱらぱらと主張している感じがする。エディターと呼ばれるスタッフが選曲した一部を除けば、Apple のプレイリストは基本的にコンピュータが自動生成してるのかも。とすれば曲と曲のつながりは、偶然の産物ということになりますか。

曲を並べ換えたらどうなるんだろうと思って、おすすめされたApple のプレイリストを自分のプレイリストに追加し(こうすると編集できる)、ちょっと本気を出して曲を動かしてみた。あんまり好みじゃない曲は同じアルバムのほかの曲に差し替え。

はっと気づけば、元のプレイリスト18曲のうち4曲しか残っていない。いいのかこれで。流れはできたのか。なんかギモンだわ…(笑)。

一瞬でも「本気でやろう」と思ったのがいけなかったかもしれんなあ。いつの間にか真剣になってた、というのはホンモノ感があるけど、本気を出そうと思って現れるモードはなんか嘘くさい。

あんまり涼しくないですが、時たま涼しい曲があります。ダンスがすごくうまい人は踊れます。約80分です。プレイリスト「**IDM / July 16


中身はこんな感じ。

  • M1・Dream 11 / Compost Ambient Selection Vol.2 より
  • M2・Life Form Ends / The Future Sound of London
  • M5・VIR2L / The Black Dog