本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

プレイリスト「**Larry / June16 」

Apple Music のおすすめ「For You 」に現れる未知の音楽を楽しみにしてるんだけど、アルバムをたくさんもっているような超贔屓のアーティストが出てきたらつまんないかというと、そんなことはなかったりする。

Apple Music のアルゴリズムへの信頼感が湧く、といったらいいですかね。Appleが地上のどこかに置いてる、すごい演算能力を備えたコンピュータがせっせと?ユーザーの好みを計算した結果だろうから、擬人化するのはおかしいんだけど、「おぬし、わたしの好みを理解してくれているのね」という感じ。

さすがに耳にタコができるくらい聴いたアルバムは、あんまりクリックする気分にならないものの、アーティストの名前が付いたプレイリストは選曲や曲の並びに何かしら発見があるので、けっこうチェックしちゃう。

先だって「For You 」の画面にラリー・ハードのプレイリスト「はじめてのラリー・ハード」が出てきたときは、「おお、御大登場!」と思わずにんまり。

最初に聴いたラリー・ハードは、88年発表の 「Can You Feel It 」(Mr.フィンガーズ名義)だったかな。FM東京でオンエアされていた「FM Transmission Barricade 」に入れ込んでいた時期なので、Tommy(富久慧)さんか古賀さんがかけたのかも。


「Can You Feel It 」に驚いてCDを探し、Mr.フィンガーズがラリー・ハードという人であることに行き着いて以来、DJ 君たちが使う素材(曲)を集めてどうするよと自分に突っ込みながら、同じ曲のミッックス違いが収められたCDまで買ってました。

でもね、プロ用の素材を家で聴いてもむなしい。クラブとは音圧も音質も違うし、裏に別の曲を入れるとか等々のDJによる加工もない。つまんないです。それでも買わずにはいられなかったのはヘンタイの証か(笑)。

家で聴くと「つまらない」とみんな感じていたんだろうな。ラリーさんは92年のアルバム「Introduction」で、それまでハウスミュージックの作り手たちが意識してこなかったホームリスニングという切り口を採用。おうちで聴くハウスですって(言葉としてへん、だじゃれになってる?笑)。

あれこれ検索してたら、こんな記事を書いてた方がいらっしゃいましたよ。

Apple Music の「はじめてのラリー・ハード」はなかなかいいんだが、何回か聴くうちに「なにかもの足りない」という気がしてきた。その理由を考えてみたところ、ジ・イット(The It )名義のものが入ってないんだわ。かっこいいいのに〜!

今日のプレイリストは、「はじめて…」より少し広めにラリー・ハード関連の曲を集めたもの。M1はヌーキーとの共作(画像上)がライブラリになかったので、まあ、この曲でいいかということで。ちょっとズルしました。

プレイリスト「**Larry / June16 」約90分です。


中身はこんな感じ。

  • M1・Cerlebrate life / Nookie
  • M2・Feathers Floating / Larry Heard
  • M3・What About This Love ? ( Dub Version ) / Mr.Fingers