プレイリスト「**Gui / June16 」
音楽雑誌を全く見なくなってずいぶんなるなあ。CDショップにも行かなくなったし、今時のヒットみたいなものに触れる唯の機会であるラジオも、クラシックの番組をたまに聴く程度。
まあ、いわゆる流行りものには昔からあんまり興味を惹かれないので、どうでもいいといえばどうでもいいんだけど、すごくツボにはまる人がたまに世に現れることを考えると、情報不足によって貴重なものを見逃しているのではないかとも思う。どうするよ。
で、救いの手がApple Music から差し伸べられた(大げさ)。「For You 」に出てくるプレイリストを楽しみにするようになって半年くらいたったかなあ。
初めのころは、「どうしてこれをすすめるですか? 」みたいなのが多かったものの、面倒がらずにリアクションしていたら、聞いてみるとけっこう好きな感じの未知のアーティストが画面に現れるようになった。
先月、すすめられた中で最も打たれたのが、ブラジルのプロデューサーにしてテクノ・アーティストのグイ・ボラット( Gui Boratto )。プレイリストに入ってた曲が気に入ったので、アーティストのページへ飛んで、アップされているアルバムをざっと聴いてみた。
DJ 君たちがクラブプレイで重宝しそうな、ストイックな雰囲気のダンスナンバーを多く作ってるみたい。そんな中に毛色の変わった面白い曲が混じってる。
一番気に入ったのは、懐かしのネオアコ的な匂いもある中性的なボーカル(男らしくも女らしくもない)と、ゲバゲバなギターのコンビネーションが訳のわからない「No Turning Back 」。なんじゃこりゃ。
彼について検索したら、はてなキーワードに簡単な紹介あり。それにして名前、何て読むんだろうね。「はてな」ではグイになってるけど、ガイ、ギと表記しているサイトもあって、混乱してきたわ。
ギターを弾くときに靴を見つめる(シューをゲイズ)姿勢になるから、シューゲイザー。平たくいえば、うつむき系のギター? ゲバゲバな爆音なのに幻想的な音楽世界とな。ほおお。初めて知った(っていうか大概のことを知らないです)。シューゲイザーについてはこちら。
プレイリストは「No Turning Back 」を含めたグイさんの曲と、彼に影響を与えたアーティストとして表示された Aphex Twin 、同じタイプに上がった Flying Lotus を添え、ふと思いついたエイドリアン・シャーウッドを箸休め的に置いてみた。
1時間ちょっとです。プレイリスト「**Gui / June16 」
中身はこんな感じ。
- M1・Siren Song / Flying Lotus
- M2・Modern Driveway / Luke Abbott
- M3・No Turning back / Gui Boratto