本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

渋谷 日曜 晴れ 暑いです

【 route 】
オーディトリウム渋谷(チケット購入)→SHIBUYA PUBLISHING AND BOOK SELLERS →オーディトリウム渋谷(映画:365日のシンプルライフ)→華泰茶荘渋谷店

【 contents 】
『神楽坂「茜や」の小さな暮らし』『「茜夜」のシンプルに暮らす、小さなキッチン』などの著書のある、グラフィックデザイナーにして小さな2軒のお店(お茶とお酒)を切り盛りする柳本あかねさんがトークショーに出ることを知り、フィンランド映画365日のシンプルライフ」を見に出かけることに。トークショーがわたし的にはメインのイベントなので、珍しく早く家を出て(いつもぎりぎり…)現地に約1時間前に到着し40番の整理券をゲット。初めて行ったオーディトリウム渋谷は、席数136のこじんまりしたハコでした。

映画が始まるまでの小一時間をどうつぶすか。まあ、困った時は本屋でしょうということで、SPBS と略して呼ばれることもらしい SHIBUYA PUBLISHING AND BOOK SELLERS へ。日曜日は混んでます。ミナ ペルホネンの皆川明氏の夫人である、イイノナホさんの照明器具のカタログ(?)をはじめ、以前ツイッターで知った素晴らしい子ども服の本『TSUTSUI'S STANDARD 筒井さんの子ども服』(homspun刊)、店頭の300円コーナーの中などに欲しいものがいくつかありましたが、これから映画を見るのに荷物が増えてはいかん、いかん(笑)。

オーディトリウム渋谷に戻って映画鑑賞。終映後の柳本あかねさんのトークイベントは、配給元であるキノローグの森下詩子さんが聞き手。しっかり下調べをして、的確に話を引き出す控えめながらも巧みな木下さんの話術にちと感心したです。柳本さんは「茜や」に出ている時はいつも着物のようなんですが、この日は藍色の古典柄の浴衣をお召し。ゆったり着ててもだらしなく見えないのは、着慣れているからなんだろうな。素敵だったな。で、驚愕の事実が発覚(おおげさ)。いつでも遊びに行ける〜と思っていた、神楽坂の日本茶専門カフェ「茜や」が、月末をもってクローズするんだとか。8月は例年店を休んでいるものの、店をたたむにあたり30と31日の2日間だけ臨時オープンし、什器や小物を販売するクリーニングデイを開催するそうです。なんと!

帰り道は道玄坂の方に抜けることにしてぶらぶら歩いていたら、交差点の向こうに華泰茶荘が見えてきた。ちょっと寄って、凍頂烏龍を一袋購入。清茶のティーバッグをおまけにひとついただきました。坂を下り、地下へ潜ったところで、東急さんが地下のコンコースに「渋谷ちかみち」なるラウンジ&トイレを作ったことを、東急のフリーペーパーで読んだことをふと思い出した。蜷川実花さんの写真をインテリアに使っているみたいなことを書いてあったな。

ということで、電車に乗る前にトイレ。蜷川写真が見られる女性パウダールームは、東急のクレジットカードをドア脇のリーダーに読ませると開く仕組み。開けごま。中はニナガワ的な甘さも毒もない、普通にキレイに作られた空間でした。利用は10時から20時まで。

【 purse strings 】映画入場料1800円。凍頂烏龍茶1袋1512円。

【 note 】連日あまりに暑いため、補給する水分は500ミリリットルのボトルに入れて携帯。足りなくなったら買うか、どこかでお茶する心づもりでマチをうろうろ。


【 data 】
オーディトリウム渋谷 東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F TEL: 03-6809-0538 

SHIBUYA PUBLISHING AND BOOK SELLERS 東京都渋谷区神山町17-3 TEL: 03-5465-0577 月〜土/12〜24時、日曜/〜22時

華泰茶荘渋谷店 東京都渋谷区道玄坂1-18-6 TEL:03-5728-2551 11〜19:30、火(休)


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