本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

ワルナスビ*悪茄子

下のヤマホロシの記事でナス科に触れましたんで、
ナスつながりをもういっちょいってみます。
近所の公園のはじっこで咲いていたのが、
「ええっ、なんでこんなところに茄子の花が!?」っていう風情のワルナスビ。
ヘクソカズラほどではないですが、ひどい名前だ(笑)。

茄子には、いい者と悪者がいるようで。
どこがどう悪いのか調べてみたところ、
ヤマホロシの名前を調べていた際にお世話になった
多摩丘陵の植物と里山の研究室>に、またもやすっきりスマートな説明を発見。

「茎全体や葉柄などに鋭いトゲがあり、根茎を伸ばして広がるので、
畑にとっては厄介な害草」なんだそうです。
詳しくは、同サイトのワルナスビの項をどうぞ。

実はこの植物、いつも使っているあんちょこを眺めながら、
イヌホウズキ(ナス科)だろうな〜と思ってたんです
(どうしたことかワルナスビには目が行かなかった)。
ただ、本に載っている写真が小さく、いまいち判然としなかったので、
確認のため画像検索をしてみたところ、
花の大きさと葉っぱの形がなんか違う…。あれ。
で、ナス科で調べ直してみたら、ワルナスビに行き着きました。

道端に「茄子の花」みたいなのが咲いていて、
茎に棘があったら、そやつはワルナスビです。
全草に毒がありますんで、
どうか食べることにはチャレンジなさいませんよう(と自分に覚え込ませる)。

*芋蔓本 *