本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

ヤマホロシはツルハナナスかもしれない*山保呂之*蔓花茄子

蔓を誘引したパネル一面に、
薄紫色の小花が見事なボリュームで広がる某お宅の花木。
「なんていう花ですか?」
と通りがかりの人に聞かれることが多いんでしょうかね。
株の根元に「やまほろし」という名札が。

「ほお〜、このお花はヤマホロシっいうのね。
名札って、ほんとにありがたいわ」
とお住まいの方に心の中で感謝を捧げつつ、
毎年お花を楽しませていただいておりました。

ところがですね、記事を書こうと思って念のため検索してみたら、
この植物の名前の回りでややこしいことが起きているみたいなんだ〜。

あちこちを読んで分かった結果から申し上げますと、
ヤマホロシ(山保呂之)は山野草に分類される、日本に自生するナス科の植物。
濃い紫の地味めのお花をひっそり咲かせる植物が、
本物のヤマホロシらしいです(見たことないけど)。

身近な野草>というサイトに、
楚々とした風情の花の画像と簡潔にまとめられた説明がありましたので、
ご興味のある方はこちらをどうぞ。


で、ヤマホロシと名札が添えられた画像の植物は、
観賞用として持ち込まれたブラジル原産のツルハナナス(ナス科)。
茄子の花を思わせる、まんま無粋な(?)ネーミングが嫌われたのか、
日本産のヤマホロシの名前を流用して
販売されるようになったことから混乱が生じた模様です。

こちらの経緯に関しては
多摩丘陵の植物と里山の研究室>のツルハナナスの項が詳しいです。

ツルハナナスは旺盛に繁茂する性質があるようで、
庭に地植えするとほかの植物を駆逐しがち。
平たくいえば、元気すぎる厄介者ということかな(笑)。
画像のお宅のツルハナナスが鉢植えなのは、安全策なのかもしれんですね。