本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

ノウゼンカズラ*凌霄花

はるか昔の小学生だったころ、
夏休みにこの花(ノウゼンカズラ)の押し花を作ったことがあり、
漏斗状の花形を
「どうすれば、うまいこと平たくなるのか」と悩んだ記憶が。

ま、名案が浮かぶほど知恵があるわけでもなく
結局、新聞紙にはさんでつぶれるままに任せましたんで、
(花なりにつぶした、といういい方はあり?)
悩む必要はなかったな(笑)。

押し花って、新聞紙を重ねたり、重しを置いたりする際に、
花がずれてしまうと、あっけなく花殻のようなしょぼい形になっちゃう。
目で見た印象を押し花に反映するのは、小学生には難しい。

で、当時「ノウゼンカズラには毒がある」
と覚えたような気がするんですね。
しかし、どうやらこの情報はガセだったみたい。

wikiノウゼンカズラの項には
「蜜は毒性があるといわれるが、根拠のない俗説・風評である」
と書かれているし、
とある質問サイトでは
「毒があるから切るべし」と近所のおばちゃんに迫られて、
困惑していると思しき相談者のエピソードを発見。

この質問に関しては、
「(毒性は)極弱く危険はほとんどない」という回答が寄せられてました。
それにしても呆れた御仁がいるもんだ。
よそ様のお宅の庭木に口を出すなんて。ほえ〜。

怖さでいったら、
園芸名・エンゼルトランペットで知られるダチュラ(チョウセンアサガオ)や、
あちこちで見られるキョウチクトウなんかの方が、
よほど怖いと思うけど。

無知とは恐ろしいもんにゃり。
自分がもってる情報も、時々最新のものと照らしながら更新せねばね。
昔の常識は今の非常識、っていうもん。

画像上は都内で今年撮ったもの。下は川崎市内で昨年撮影。
似た感じに仕上がっておりますが、別々の株に付いたお花です。