本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

アスファルトと植物

歩道脇のアスファルトの割れ目から伸びる雑草はもちろん、
道路にぐいっと張り出した一般のお宅の庭木や、
いかにも住人に可愛がられていそうな
玄関先にたくさん置かれた植木鉢の中など、
街中のいたるところで咲いている花々。

アスファルトにびっしり覆われ、
土の面積が決して多いとはいえないトカイでも、
ちょっと歩けば花に当たる。

わざわざ深山幽谷に出かけずとも、
植物のなにげにワイルドな息吹は感じられるんじゃないか。
つまずかない程度に足元に目を凝らし、
目や口に入ろうとするゴミを避けつつ頭上を見上げると、
たくましく、何気なくきれいな花たちが今日も目に入ってくる。

花は植物がそこで生きていることを示す、
サインだと思うんだ。ここだよ。