本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

雑巾縫い*土曜日のお裁縫


何も暑い最中にやらなくても…と思わなくもないんですが、
先日からお片づけ奮闘中。あちこちを掘り出していたら、
何かに使おうと思っていた端切れの入ったカゴが出てきました。

片付けを思い立ったのは、家の中がすごーいことになっているからです。いうまでもなく(笑)。
たとえば、きちんと畳んでみたら、タオルの引き出しがとうに満杯で、
かなりの数のタオルがあふれてしまうとか、
ふきんとして使っているごく薄手のタオル(昔の旅館タオルのようなやつね)も、
数が多すぎるだけでなく、シミやらなんやらで引退させなきゃならなかったり。
掘り返すたび、いろんな懸案が出現するんだなあ。はあ〜。

と、まあ、こんな事情から、
土曜日のお裁縫―台所まわりから子どものものまで、暮しの手づくり38
で見てからずっと気になっていた、古タオルを使った雑巾を縫ってみました。



画像上段は、ずいぶん前にハードカバー用のブックカバーとして作ったものの、
いまいち使い勝手が良くなかったんで、それをリメイクした細長い雑巾。
裏布は、やや大きめのふきんサイズの黄色いタオルです。
画像下段の原料(?)は、ペットボトルのお茶のおまけに付いてきた手ぬぐいと、
へらへらになった白いタオルなどを使った小さめのもの。

ネタ本の著者である堀川波さんは、フェイスサイズのタオルを4つに切って、
小さな雑巾を4枚作る方法を紹介されていますが、
うちの場合は、材料のほとんどがくたびれて薄くなっていたため、
一枚を半分に切って、二つ折りにしてから表布と重ねて縫いました。
縫う際にゴロつくので、タオルの耳にあたる部分は切り落としておくのがコツかもしれんです。

ミシンを出すのが面倒だったので、今回は手縫い。
ミシンが億劫じゃなければ、だだ〜っとすぐできるんじゃないかな。
これで役に立っていなかったブックカバーおよび、よれよれのタオル、
ナゾの端切れ等をいくらか消費することができました。


ただね、私は雑巾の代わりに長年、
Tシャツなんかの古くなった布を愛用しているんですよ。
雑巾はいらない。でも、縫った(笑)。何に使うんでしょ。
ま、ふかふかしてて触った感触がいいので、
やかんやポットのお尻とかに敷いてもいいかなって感じです。




アマゾンのレビューでは、こののことを、子ども向けの作品がいっぱい、
みたいな観点で紹介している人が多いんだけど、
これってこども向けかなあ。
確かにお子さまサイズのバッグや料理ミトン等が載ってるけど、
子どもにいろいろ作ってあげようとしている母さん向けの本とくくってしまうと、
読者を狭めちゃわないかな。それだと惜しいよ。

私は普通に素敵だと思うんだな〜。
著者の堀川さんは、美大出身の方らしく、どの作品ものびのびグラフィカル。
眺めるだけでも楽しい。この本、当たりですよ。他著もあるようなので、チェックしてみようと思います。