本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

オシロイバナ*白粉花


あんなに暑かったのが嘘のように、秋になりました。
窓を開けると、金木犀の香りが風に乗って入ってくるです。
今年は突然秋になった感が強いなあ。
3月から経験したことのないことばっかり起きたから、
季節に対する感覚がぶれちゃってて、気づくタイミングもずれてるのかなあ。

今日のお花はオシロイバナです。確か7月に撮ったやつ。
古くて恐縮ですが、秋が深まる前にアップしとこうとさっき思い立ちました。
思いつき方が、季節の変化なみにトートツだわね(笑)。


オシロイバナは夕方に花が開くので、
香りも夕方以降に強く周囲に漂います。
夜道を歩いていて、甘い香りに「はっ」とさせられたこと、
一度や二度じゃありません。

wikiオシロイバナの項を読んでみると、
花の形が細い漏斗状なので
「口吻の長い大型の夜行性鱗翅目でなければ吸蜜は困難である」
とありました。日本では、もっぱらスズメガが蜜を吸っているらしい。
あの香りは、夜ひらひらとうろつくスズメガに、
「こっちに来てくだせー」とアピールするものだったのね。

同じ株にもかかわらず、オシロイバナって違う色の花が、
好き勝手に統一感なく混じってたりしませんでしょうか。
一番上の画像右は、基本的には濃いピンクだと思うんだけど、
一部に白が混じった絞り咲きが混在。
下の画像は、ピンクと黄色がヘンテコなバリエーションを見せつつ、
ああでもない、こうでもないという雰囲気で混戦(?)してます。
どうしてこんなことが起こるのか。はて。


ヤサシイエンゲイオシロイバナの項に、解説を見つけましたで。
「同じ株の中でもひとつひとつの花で模様がまちまちなのは、
突然変異を起こしやすい遺伝子のせい」
なんだそうです。さりげなーく頻繁に、交雑が起こってるのか。なるほど〜。