本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

せめて音くらい涼しくあってほしい*In A Beautiful Place Out In The Country


先週涼しかっただけに、むしむしするこの数日、堪えております。
暑いです。むくんでます(体質なんで)。ふは〜。
せめて聴く音楽くらい、すうっと気温が下がるようなのを選びたいですわ。

気温が上昇しているにもかかわらず、日中はエアコン自粛中。
節電より、汗をかくと気分がいいので、なんとなくがんばってるなり。
こういうのを趣味というのでしょう(笑)。


窓を開けて扇風機を回し、涼しいつもりになるために
プレーヤーに良く乗っけてる
CDを何枚かいってみまする。
1枚目はスコットランドを拠点に
活動する男子ふたりのテクノユニット、
ボーズ・オブ・カナダ
In A Beautiful Place Out In The Country」。
10年も前にリリースされたミニアルバムですが、わりと最近知りました。
浦島太郎状態ですな。情報が古く申し訳ない。

ボーズ・オブ・カナダYouTubeをうろうろしている時に見つけ、
好みど真ん中だったのでアマゾンで購入。
一番上のリンクの曲は、#3(アルバムタイトルナンバー)の
In a Beautiful Place Out in the Country 。
アルバムには全部で4曲入ってて、他のも涼しいです。


特筆すべき(って力むほどじゃないけど)は、
BPM(リズムね)が、みんなゆっくりしており、
暑さではあはあしていると、
音が「君、はあはあしすぎじゃありませんか」
と注意を喚起してくれること。
熱中症になったら、節電どころかしゃれにもならん。
ゆるい音楽を流してる時は、己の状態をチェックしてみるのはどうでしょうか。

あと、ジャケットを見た時、「似ている」と思ったのが
79年にリリースされたドゥルッティ・コラムの名盤
Return of the Durutti Column [12 inch Analog]」。
検索したら12インチのアナログ盤が再発されているようです。私は
ずいぶん前にレコードを処分し、CDに買い替えたんですが、
プレーヤー持っている方、いかがでありましょうか。



こういうふうにデザインが似ているのって、
音も同じ系譜にあったりすることありますわ。
ジャケ買いしてつまらない「亜流」にあたり、
失敗したことも多々ありますが、
たまに大当たりが出るので止められない。

ボーズ・オブ・カナダのおふたりは、ドゥルッティ・コラムがお好きなのかもしれない。
リエーターとして、近い空気感を感じます。
ただし、両者の音楽に容易に類似点が見つかるわけじゃない。
○○風みたいな形容詞が付く音楽とは、かけ離れた場所で、
独自の道を精進されているアーティストではないかな。
この点は強調しておきたいと思います。