本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

木香薔薇*モッコウバラ


曇天の夕方に撮った、モッコウバラ
ボリューム感いっぱいの花付きですね。
一輪の大きさは数センチでも、これだけ量があるとゴージャスです。
いいなあ。うちにも欲しい。しかし庭はなし(笑)。



花に関する読み物として良くできてて、
ずっと持っている塚本洋太郎著「私の花美術館」(朝日選書)。
奥付を見てみたら85年刊でしたよ。
私はこの本を四半世紀も持ってるらしい。はあ。

amazonに飛んでみたところ、
85年刊のものは1円になっててお買い得。
05年に増刷されたようで、こちらはプレミア付きです。
しかし増補改訂に関する情報は見当たらず。
なので古い本が嫌いじゃない方は、85年ものがよろしいかと。


この本にモッコウバラが取り上げられてます。

  • 中国原産のバラは他にも多いが、栽培され絵にも描かれていて有名なものに、モッコウバラがあり、やはり明代の絵に描かれている。白または淡黄で、一重と八重があるが、八重淡黄色のものがよく普及していていくらか暖かい地方、地中海沿岸、南アフリカ、オーストラリアなどでよく見かける。p94

文頭に「中国原産のバラは他にも多い」とあるのは、
この文章の前にコウシンバラについて述べられているから。
ハトヤバラという中国のバラもあって、
「花の寿命は短く、すぐに花弁が散るが、清楚で捨て難い」。p94

この2種は見たことがなかった。
ちょいと検索をかけてみたところ、
原種らしく、あっさりとした姿のお花でしたわ。
ご興味のある方はリンクをクリックしてみてね。


モッコウバラの育て方は<妖精の棲まう庭
というサイトの当該ページが充実してました。
白花は僅かに芳香が楽しめるそうですよ。鉢植えでもいけるかなあ。
うちには蔓を誘引するスペースもないんだなあ。ううむ。