本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

アベリア

生け垣なんかによく使われる、アベリア。
初めて見たのは、
むかーし勤務していたインテリア雑誌の編集部でだったかな。
5階だったか6階建てだったか忘れましたが、
代官山の古いビルの屋上に、さらに一層ペントハウスのような作りの空間がありました。

元々外国人のための住居だったらしいのですが
ビル全体がオフィス用に仕様変更されることになり、
ペントハウスにも編集部が入居することに。
何年も後に私がそこに通うようになった、というわけです。


古い住宅用のビルなので、
内部はオフィスの作りじゃありません。
キッチンはコピー機とロッカーを置いても広々。
トイレとして使っていた元バスルームに至っては
無駄(?)にゆったりしてて、
バスタブの上には作り付けの大きな棚がど〜ん。

撮影に使う脚立やアイロンのほか、
大量の小道具やらなんやらをしまう場所を兼ねてましたが
残りのスペースで昼寝ができそうでした。寝なかったけど(笑)。


編集長がとっても植物好きだったため、
普通は鉢植えにしない植物も
プランターに植えて庭の植栽のように扱ってたです。
窓越しに、私の机の向こうには
生垣のように配置されたアベリアがずら〜っと見えてたな。

「この木はなんていう名前なんですか」と聞いたら、
「アベリアよ。阿部さんちのアベリアって覚えておくといい」というお返事。
覚えるコツまで伝授してもらったおかげで、今も忘れずに済んでます。


で、最近気づいたのが、斑入りのアベリアがあること。
明るい葉色が新鮮だな〜。ちょっといいかも。
アベリアを販売しているショップページを読んでいて
笑ってしまったのが、

  • 乾燥に強い
  • 大気汚染に強い
  • 病害虫がほとんどつかない
  • 剪定不要
  • やせ地でも良く育つので肥料いらず

という紹介。文句のつけようのない、素晴らしい丈夫さですわ。
斑入りはアベリア「ホープレイズ」という名前の園芸種みたいですね。
少し背が低いようなので、グランドカバーみたいに使うのもいいかな。
遠い目をしながら妄想なう(笑)。