本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

泰山木*マグノリア


公園に行く途中のお宅の前庭に、
歩道に張り出すように枝を広げた大きな木があります。
「なんとまた立派な…」と思っていましたが、先週、花を見つけました。
モクレン科の常緑高木であるタイサンボク。周囲に甘い香りも漂い、素敵です〜。


上の写真のようにこの木は非常に背が高いため、
私の身長では花の写真が撮れない…。くおー。
3階建ての床屋さんの屋根とほぼ同じ高さなので、9メートルはあるでしょう。
(構造によって違いはありますが、建物は1層約3メートル。
 樹高を推し量る時などにご活用ください)
もうちょっと下の方で咲かないものか…と待っていたところ、
なんとか撮影できたですわ。

車ががんがん通る国道沿いにも大木を発見。
この木のお花を撮るには、
鍵が閉まっていることが多い
某企業の駐車場に忍び込まなければいけなそう。
あっさり断念しましたよ(笑)。
樹高は6メートル以上あるんじゃないかな。
交通量が多い場所にもかかわらず健闘しています。


3本目は、とあるマンションのエントランス。
2メートル弱と小さめなので、
最初からこの木の花を狙えば良かったも。
といっても、花が咲くまで種類が分からないことが多いんです。
知識、経験ともに不足しています。悪しからず(笑)。

wikiタイサンボクの項を読んでいて、へえ〜と思ったのは、
アメリカ合衆国南部を象徴する花木とされ、
ミシシッピ州ルイジアナ州の州花に指定されている」こと。
したら、突然「Strange Fruit(奇妙な果実)」の歌詞に出てくるじゃん、
と思い出しましたわ。


ビリー・ホリディの名唱Strangeで知られる
超有名な曲なので、
みなさんご存知でありましょう。
何小節めかは不明ですが
Scent of magnolias sweet and fresh 
マグノリアの甘く新鮮な香りが)
と歌われます。
南部の悲惨な歴史に基づいた強烈な歌詞なので、
気合いを入れて歌われるとしんどくヘビーなり。

ロバート・ワイアットがカバーしていて、
こっちの方が個人的にはベストだな〜。
すか〜んと抜け感の良いサウンドをバックに、
ロバートさんが渋くさらりと歌いきってます。美しいです。

*芋蔓音など*

Strange
追記:iTunes storeにありました。アルバムは1982年リリースのNothing Can Stop Us - Robert Wyattで、Strange Fruit(奇妙な果実)のバラ売り(?)もあります。←なんていうの??

マグノリアをタイトルに冠した映画もあるですね。今度TSUTAYAで借りてこよう。