本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

3代目鉛筆削り*無印良品 鉛筆削り

30年近く使ったハンドル式の鉛筆削りがとうとうダメになり、
半年ほどカッターで鉛筆を削ってたんですが、
ようやく3代目を購入しました。ほっ(笑)。
買い替えなきゃ〜と思いはじめたころから、伊東屋なんかの文具店に行くたびチェック。
売り場で目につくのは、デザインの冴えない電動式なんですわ。
あとは鉛筆を差し込んでくるくる回す、携帯できる小さなタイプ。
この2種類が大勢を占めており、
手回しの<普通な感じ>のモデルってなかなか見当たらないんです。

なんでわざわざ電気の力を借りなきゃいけないのかなあ。
電動ハンドミキサーは働き者で意味があると思うけど、
鉛筆を削るのに必要な動力ってたかが知れてる。10秒かからないんじゃないかな。
オークションにたまに出品されるサビサビの古い手回しモデルを見るたび、
「いいな〜」と思ったりしてたんですが、
私の場合「飾り」ではなく実用品なので、きちんと削れないと意味なし。
なので、昭和な古い姿に心揺さぶられながらも、機能性から却下しました。


何十年も同じモデルを作っている米・ボストンのモデルも検討したんだけど、
ボストン社は買収されて今はなく、手に入るのは中国生産の後継機。
削り心地はいいらしいんだけど、
昔からのウリであるいろいろな太さの鉛筆に対応する機能はいらないかも。

ネットでドイツ製のきれいなモデル(ダーレ社77型)も発見したですよ。
刃はゾーリンゲンという剛健な感じにかなり気持ちが動いたんだけんど、
鉛筆削りの値段としてはどうでしょ。
実用品って、どこでも買えることがキモだと思うんですよ。
モノとしてはかなり美しい出来映えなので、心はぐらぐら。
しかし購入にはいたらず〜(笑)。



したら、無印でありました。

白くて小さめのモデル
です。
削り心地も悪くないし、
ハンドルの後ろのつまみを回せば
2段階に芯の太さをが変えられます。
必要な機能は十分満たした上で、
税込み1800円というこなれたお値段。
素晴らしいです。これで何年かは鉛筆削り問題とはおさらばだわね。



ちなみに初代は小学校の入学祝いに
母の友人であるイシヤマさんからいただいたもの。
オフホワイトの地に輪郭がぼやぼやした
いろんな色の水玉が飛んだ、かわいらしいデザインでした。
小学生のヘビーユースに刃の交換で対応し、
10年以上勤続して引退。
2代目は三菱鉛筆のBOXYというシリーズの赤い鉛筆削り。
グッドデザインマークがついてたかな。
30年黙々と働き続けた、いい奴でした。感謝。



鉛筆削り・芯調節付き/2段階芯調節機能付
削れる芯の太さを、2段階調節できる手動式鉛筆削り