本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

カヒミ・カリィのサンドイッチ




記事と右のサイドバーの下に、アマゾンの広告を出しています。はてなのブログは広告なしで使えるサービスなので、「なぜにわざわざ?」という疑問が浮かびますわね。実はこれ、自分のためだったりします。記事に合わせて関連商品がピックアップされるのが、妙におもしろいといいますか、役に立つといいますか。平たくいえば私的お買い物あんちょこ。世話ないわ(笑)。

「彼ら」の存在

「彼ら」の存在

この間、カヒミ・カリィ若草のころに触れて、下の<おすすめ商品>に出てきたのが、ビクターに移籍後の第一弾としてリリースされた「Trapeziste」(03年)。マーケットプレイスの商品が安かったので、つい買っちゃいましたわ。値崩れしているということは、ものすごく売れたんでしょう。それでもって多くのファンが「これは持っていなくてもいいかも〜」と判断しちゃったりしたのか。

Trapeziste

Trapeziste

ま、そんな経緯を全然知らない私が今ごろ買って、聞いてみたところ、これ悪くない〜。クラブ系ミックスな音(BPMはゆっくりなのでダンスナンバーではない)の#1は、中央だけでなく、あちこちから音が飛んでくるようなスペーシーなミックス。昔はこういうのをジェットといって、DJ君たちが2枚のCDを微妙に時間差をつけてかけ、フェーダーでひゅ〜んという効果を出してました。今はなんていうんだろ。ミキシングに使うソフトの機能に入ってんのかな。あと、だるくエレガントな#10も好き。

手持ちのCDの中から音の雰囲気がつながりそうなのを選んでみたです。材料はこんな感じ

  • Howie B の名盤「Music for Babies 」の#2あたり
  • 贔屓のラリー・ハード「シーナリーズ・ノット・ソングス」の#5
  • ジー・メルシエ・デクルー「ワン・フォー・ザ・ソウル」の#13

並びはこんな感じかな〜。MDに録って流れを確認しました(アナクロい…)。

  1. カヒミ・カリィ/ Tornado(outside)
  2. ・Howie B / CRY
  3. カヒミ・カリィ / kinski
  4. ・ラリー・ハード / summertime breeze
  5. ・リジー・メルシエ・デクルー / LOVE STREAMS

M1は曲間なしで次の曲の頭(大音響のフリージャズみたいな曲。アレンジは菊池成孔)につながるので、ミキサーを持っている方はM2のHowie Bにクロスフェードするとすっきりすると思います。M2とM3の間も同じ。M4はちょっとレベル上げた方が自然。

ただし、わたしゃ機材を持ってませんので、いってみただけです。現実はぷつっとカットアウト(笑)。当初、M2を1曲目にしてカヒミさんをサンドイッチしようと思ったんですが、上のように並べた方がするっと聴けたので順番を変更。サンドイッチじゃなくなりました。悪しからず。

M5のリジー・メルシエ・デクルーは、空だと思ってたMDに偶然入ってました。とぼけたホーンの音がジャズっぽい。M3の雰囲気を引き継いでるかな。偶然にしては素晴らしいつながりです(笑)。80年代に鬼才と呼ばれた彼女ですが、去年日本のレーベルから再発されたようです。アーティストとして特別好きなわけじゃないんだけど、耳の底に染み付いているような感じで記憶してる曲が、いくつかあって忘れられない。


Music for Babies

Music for Babies

シーナリーズ・ノット・ソングス,Vol.1(紙ジャケット仕様)

シーナリーズ・ノット・ソングス,Vol.1(紙ジャケット仕様)

ワン・フォー・ザ・ソウル [紙ジャケット仕様]

ワン・フォー・ザ・ソウル [紙ジャケット仕様]