本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

鈴懸と西洋箱柳




今日も近所の新緑シリーズです。スーパーの前の並木をいってみます。ずっとこの木を「鈴懸って呼ばれることもある、ポプラ並木だよね〜」と思ってたんですが、とんだ勘違いをしていた誰か(恥)。

スズカケは鈴のような実がなることから付けられた名前で、スズカケノキ科のプラタナスのこと。手のひらより大きい葉っぱがわさわさと茂る、あの木です。一方、ポプラはヤナギ科ヤマナラシ属の植物の総称で、一般にはセイヨウハコヤナギのことを指すことが多いそうです。

「あの大きな葉っぱの木が、新芽だとこんなにちびこく、かわいいのか…!」と感心していたんですが、柳の仲間のセイヨウハコヤナギだったとは。葉っぱは元々小さいんだ。たぶん(笑)。

更にややこしいのは、セイヨウハコヤナギとヤマナラシが、ポプラと呼ばれること。見分けるポイントは樹皮と花のようなので、今後も通りかかった時は見上げたいと思います。



一応整理すると、こんな感じ。

  • 鈴懸はスズカケノキ科 プラタナスのこと。
  • ポプラはヤナギ科ヤマナラシ属の総称 。
    • セイヨウハコヤナギとヤマナラシがポプラと呼ばれる。

安池和也著「木の葉の画集」小学館(09年)にしおりを挟みながらページを繰り、「えっ? 鈴懸はポプラじゃないんだ??」と気づくまで約10分。wikiと画像検索で、今回の思い違いが裏付けられました。便利になったもんです。

ちなみに私、ナワシロイチゴヘビイチゴと勘違いもしておりましたね。以前書いた記事がアメブロの方にあります。たくさん思い違いをしてるんだろうなあ。自覚してないだけなんだろうなあ。

*芋蔓本*

  • 安池和也著「木の葉の画集」小学館

354種の植物の葉だけを丹念に描いた美しい労作。ちょっとお値段は張りますが、掛け値なくすばらしい。植物好き必携でありましょう。