2004-12-06 東京タワーと剣道*丘の上 本*novel/essay 安西水丸「丘の上」文芸春秋、読了。 主人公の「ぼく」は剣道をやっていて、自宅そばの丘の上でしょっちゅう素振りをします。 で、その背景というか、丘から見える風景が、 完成したばかりの東京タワーなんですねぇ。すごいビジュアルだな〜。銭湯の絵のようでもある(笑)。 こういう視覚的なイメージにつんつんされがちだから、 ワタシは絵を描く人の文章に弱いのかも。 あとがきを読むと、 「青春時代などと書くとちょっと気恥ずかしいけれど、あえて書くならば、 昭和三十年代というのはぼくのそれになる」とありました。 丘の上