本の畑

えっちらおっちら耕す、本やら何やらの畑。情報は芋蔓のように地下でつながっている。たぶん

放り込まれた小石*奇蹟の画家

情熱大陸で観て興味をそそられた画家・石井一男。若い人が登場することが多い番組なのに、この日(1/17)は66歳の氏でした。長屋のような作りの神戸の古い棟割り住宅にひとり住み、毎日、判で押したような規則正しい生活をする中でかなりの量の絵を書き続け…

香りの好み*Thé Vert

昨日からの流れで、「香り」ネタいってみます〜。ひさーしぶりに@コスメをちょっとのぞいて苦笑したのは、私が好きな化粧品は「臭い。匂いがきつくて使えない」みたいに書かれがちなこと。自覚ありますよ。甘く濃厚な香り、時には「くさっ」といわれるよう…

マロニエの花

駅前のビルのかたわらで咲いているマロニエ。 花も葉も大きく堂々としてて、かっくええです。 ハナミズキ(記事は4/26など)の後に楽しめるように植えたんでしょうね。 気が利いてるな〜。歩道に立って花にカメラを向けていたら、 通りがかりのおばさまに「…

不死身のイチョウ

近所の街路樹の葉っぱはすっかり大きくなって、お馴染みの顔つきになってきました。若葉のライトな緑色に浮かれてた私も、少し落ち着いてきたですわ(笑)。今日はフォルダに残ってた新緑シリーズの最後、イチョウいってみます。いつもカメラのストロボはオ…

ナガミヒナゲシ

細く長い茎の先に、濃いオレンジ色の花がふんわり付いているのは、 60年代に渡来したといわれるナガミヒナゲシ。 再開発が進んでいる住宅地の、とある空き家の前で撮りました。 風にゆらゆらしていて、かわゆし。 最初にこの花を見かけたのは何年前ですかね…

野生化に向かうヒメツルソバ

今日も先だって撮った、草の花。 商店街が住宅地に変わり始めるエリアの、古いビルの壁際に咲いてました。 球状の紫がかったピンクの花は、 アカツメクサ(レッドクローバー)とかレンゲを思わせるですね。が、しかし、葉っぱは多肉植物まではいかないけど、…

鈴懸と西洋箱柳

今日も近所の新緑シリーズです。スーパーの前の並木をいってみます。ずっとこの木を「鈴懸って呼ばれることもある、ポプラ並木だよね〜」と思ってたんですが、とんだ勘違いをしていた誰か(恥)。スズカケは鈴のような実がなることから付けられた名前で、ス…

買い物の指標

高橋みどり「好きな理由」メディアファクトリー、読了。 全部で95ページの、うすーくて美しい本。 クリームがかった白とライトブルーのシマシマ、 いわゆるキャンディストライプのカバーに包まれてます。 ビジュアルに力を入れた気軽な読み物なので、 読了と…

なごめる空間

佐伯チズ「佐伯チズの頼るな化粧品!」講談社、読了。 平積みになっていた本の傍らに○○万部突破というポップが。 思わず買っちゃいました。 奥付を見ると7カ月で5刷。快調のようです。長年、外資化粧品メーカーの販売の前線にいらした方だけあって、 お手入…

家事参考文献・その2

赤星たみこ「気持ちよく暮らす簡単家事生活」青春出版社、読了。 本はちょこちょこ読んでいるんですが、襲いかかってくる眠気にまけてばかりいて、 日記をほとんど更新していない…。 情けない(笑)。 漫画の締め切りが近づいてくると猛烈な忙しさです。 「…

家事参考文献・その1

赤星たみこ「きれいに暮らす簡単せっけん生活」青春出版社、読了。 ひさしぶりに家事関係の本を読んでみました。 せっけんを使って洗濯をする時は、 洗濯物を入れる前に洗濯機を3〜5分回し、 せっけんを泡立てる「アワアワ洗濯」を提唱する赤星さん。やって…

おフランス

伊藤緋紗子「ベアトリス夫人の美しい生きかた」光文社、読了。 老舗ジュエリー店であるショーメの ミュージアム館長を務める、 ベアトリス・ド・プランヴァル夫人へのインタビューをもとに 彼女のライフスタイルを描いたノンフィクションです。 インテリアや…

竹村院*鍼を打つ人 竹村文近

『鍼を打つ人 竹村文近』集英社、読了。 涙がでるほど痛い治療と画期的な効果で有名らしい、鍼灸師竹村氏の仕事ぶりを追った本。全体の2/3が氏の治療に対する考え方をライターが聞き書きでまとめたもので、 残り1/3が某カードの会員誌である 『シグネチャー…

ドナ・ウィリアムズ*自閉症だったわたしへ

ひさしぶりの読書日記です〜。ドナ・ウィリアムズ『自閉症だったわたしへ2』新潮文庫、読了。著者の1作目である『自閉症だったわたしへ』は世界的なベストセラー。 「すごい!」という評判は以前から知ってたものの、タイトルにちょっと腰が引けるものがあ…

イワシの深み*イワシ予報官の海辺の食卓

平本紀久雄『イワシ予報官の海辺の食卓』崙書房、読了。 仕事に必要かな〜と思って手に入れたんですが、 必要なくなりました(笑)。 著者は長年、千葉県水産試験場で、 イワシの漁獲高予想をはじめとする沿岸資源調査に従事された方。 平たくいうとイワシ予…

値段モンダイ*季霊

『季霊—多田智満子詩集』沖積舎、読了。 楽天のフリマで、ものすごーく安く手に入れました。 詩集は人気がないのかなぁ。 安かったのはうれしいけど、 値段として哀れな感じがしないこともない(矛盾…笑)。 老詩人は紅茶のレモンをすくいながら イノチのは…

勤めていたころ*からだの気持ち

押切伸一『からだの気持ち』マガジンハウス、読了。 マガジンハウスから『Elle Japon』が出ていたころ、 楽しみに読んでいた連載記事(91〜93年)が、 知らぬ間に本になって(93年)ました〜。 うーむ、ぼんやりしているなぁ。 と自分でいってもしょうがない…